女子大生の鍋

女子大生数人による、思想の闇鍋・オープンスペースです。

塾バイトはブラック!を確認する記事です

   新学期ですね。大学にこの春入学された新1年生は、そろそろ履修も決まり、大学(や一人暮らし)にも慣れ始め、落ち着いたら次はバイトを探す方も多いのではないでしょうか。また、新1年生に限らず、在学生の中にも、バイトを春から探すつもりの方もいらっしゃるかもしれません。

世の中にはたくさんの求人広告があり、ほんとにたくさんの仕事が存在しています。でも、すべての求人が「まとも」なお仕事を紹介しているわけではありません。いわゆる「ブラックバイト」がいっぱいあります。

私の人生初バイトは個別塾の講師でした。塾講師といえばブラックバイトの代表格ですが、私の勤めていたところももちろんブラックでした。
以下、私と、ある友人の個別指導塾バイトにおけるひどい経験を書き残します。皆さんの参考にしていただけると幸いです。

まず、報道で散々言われていることですが、
「コマ給」という仕組みを採用している個別指導塾がほとんどなので、授業準備の時間がどれだけかかっても給料が出ないに等しいです。1授業イコール1コマ。給料は時給ではなく1コマあたり◯◯円、という計算方式で渡されます。(一応授業補助というお金が1コマあたり何円かつくのですが、私の職場では1コマあたり120円くらいでした。準備だけで120円ってそんなに冷遇でもないんじゃない?って思うかもしれませんが、生徒の居残りだの残業があってもこの授業補助給が増えるわけではないので、超少ないです。)

で、すぐ上にも書きましたが、
生徒の居残りのために残業しても、それは「コマ」の外での出来事なので、給料はでません。要するにサービス残業です。「じゃあ居残りさせなければいい」と思うかもしれませんが、担当講師である自分は必要ないと感じていても、上司(先輩バイトや室長、エリアマネージャー的な人)が必要と判断すれば居残りしなければなりません。判断したのは担当講師ではないのに、居残りの指導をするのはだいたい担当講師です。他にも塾でのサービス労働にはいろいろあって、生徒の出迎え、宣伝ビラ配り、自習室のチューター…などがあります。塾によって様々ですが、私の働いていた塾では、業務給はこれらの仕事にはでませんでした。

このようなブラックな情報がたくさん報道され、ネット上にもたくさんあります。(この記事もまさにそうですが)それにより、新規のバイト希望者は集まりません。また、このような状況なので、すぐにバイトを辞めてしまう講師もいます。こうなると、勤続しているお人好しな講師にしわ寄せがきます。ブラックさのスパイラルですね。シフトを想定以上に増やされたりします。(ここまで読んでくださった方はわかると思いますが、塾講師はほんとに、「お人好しと言われることが多い」「人に頼まれると断れないタイプ」といった人には全く向いていません。破滅します。)
上記に関連して、講師の人数が生徒の数に対して足りていないことから、出られない日に勝手にシフトを入れられてしまったり、文系学部に在籍しているのに理系科目(しかも高校生の)の担当にされてしまったりします。固定シフト制(半年毎週シフトが入る週が同じ、といった仕組みのこと)のバイトなのにシフト以外の曜日も勝手に出勤可能扱いにされるのです。意味わからないですよね。


また、ブラックバイトは、勤務している間だけでなく、辞めるのも一苦労です。
特に個別塾は。生徒の1コマにつき1人ずつの担当講師という仕組みなので、バックれたらその子はどうなるのか?辞める前に他の担当を見つけてちゃんと引き継げよ!と言われたものです。
私は、後任担当を見つける作業の際、他のバイトの中からだけでなく、「新規のバイト希望者を見つけてこい」とさえ言われました。採用ってそんなに簡単なものなのでしょうか。採用は正社員の仕事のはずです、会社の根幹に関わる事項のはずですから。
後任がなかなか見つからない場合、例えば「6月末に退社」という話でまとまっていても、ズルズルと7月、ひどい時は夏期講習まで…と退社時期が伸びてしまいます。辞めたくてもやめられないのです。


以上が私と、ある友人の経験です。
我々の個人的な意見としては、塾講師のバイト(特にブラックが多い個別指導塾)は、将来教師になるつもりという方にしかお勧めできません。
教師以外の職業を望んでいる人には時間の無駄であるように感じます。教師希望の方にとっては、教育実習前から現場に出られる良い機会になりますが、仕事の大変さ(めんどくささ)の割には時給良くないので。残業代でませんし。

また、マナーが身につくなどと言われていますが、あまりそのようなメリットは感じませんでした。基本的に生徒に対してガチガチの敬語は使わないので、正しい敬語を身につけたい方は接客業のほうが(勉強になるという意味でも)マシだと思います…。


次回は私が塾講師バイトを辞めることになった原因のお話をします。どこかに書き残しておかねば、と考えていたので。
 

ではまた、新宿区新宿でした。